開発メモ : Visual Studio 2010β2は安定している

実験用のマシンが届いたので、そのマシンにWindows Server 2008 R2をインストールして、Visual Studio 2010β2をインストールしてみた。


試しに本家BonanzaVC++2010β2でx64用にコンパイルしてみたら、何の問題もなくコンパイルされ、何の問題もなく動いた。本家Bonanzaとnpsを比較してみたがほぼ同等(or わずかにVC++2010β2のものが遅い)の速度。保木さんの話によると本家BonanzaのバイナリはICCx86用にbuildしたものらしい。


それを考えると、VC++2010β2のコードはなかなか優秀だと思う。x64用のICC 11.1でPGOなしでBonanzaをbuildしてみたが、本家のものより10%ほど遅かった。自動ベクトル化が悪さをしているのだと思うが、ICCコンパイルオプションが多すぎるので、細かいところまで調整していない。きちんと調整すれば、さすがにVC++2010より遅いということはないと思うのだが、まあ、VC++2010もx64用のコード生成は結構頑張ってますよということにしておこう。


あと、VC++2010β2はプロジェクトの設定のところがまだ日本語にローカライズされていないが、動作自体には何の問題もない。β2なのにこの完成度と安定感は嬉しい。開発のためにVisual Studio 2008をインストールする必要はなさそうだ。