開発メモ : Core i7のマシンが意外にショボすぎる件

先日実験用に購入したCore i7 860 2.8GHzのマシン、Turbo Boostがかかっているはずなのですが、Turbo Boostがかかっているはずの状態でやっとCore 2 Duo 2.8GHzより10%ほど速い程度のようです。コア比較なら、同クロックのCore 2 Duoより遅いです。そういうもんなんでしょうか。なんだか泣けてきます。


ただ、Core i7はメモリまわりが改善されていて、L1〜L3 cache(以下cacheと表記)に収まらないランダムメモリアクセスは3倍ぐらい速いです。とは言っても、Core 2 DuoのL2よりは断然遅く、結局大きなテーブルを使うとやはり遅いのですが。あと、言うまでもなく、cacheに収まらないランダムアクセスは、4コアから同時に行なうと、1コア当たりは、1/4の性能しか出ません。


Gulftown(Core i9)もCore i7を6コアにしただけのようなアーキテクチャなので、このへんの性能は全く同じではないかと思います。1コア性能で見れば、コンピュータ将棋的には、すごくハズレCPUですね。